【VGC2021】キョダイ晴れスイッチ / PJCS2021予選使用構築
閲覧ありがとうございます。
まずは、PJCS2021の予選に参加された方はお疲れ様でした。とても難しいルールだったと思います。「ザシアンが壊れてる」といった声も耳にしますが、そういうルールだからと割り切って取り組みました。
予選の結果は、最終レート1747で118位という何とも際どい成績で、繰り上げで予選を抜けられるのかわからない状態です。リバティノートの予選トップ120まとめにギリギリ掲載させてもらっているのですが、グラードンを使っていた人が見当たらず、ある程度グラードン構築を使い込んだということで記事に残しておこうと思います。よかったら最後まで見ていってください。
構築経緯を簡潔に済まそうと思ったのですが、短期集中で取り組んだルールなので、シリーズ8開始から予選までの自分の思考も交えながらダラダラと書き留めておこうと思います。
【構築経緯】シリーズ8開始から予選まで
1月まで全国ダブルが行われていましたが、体調不良が続いていたので環境の構築を触る程度しかやっていませんでしたが、ルール変更を機に頑張ろうと思ってプレイ時間を徐々に増やしていきました。
- 環境序盤
2月に入って最初にディアルガ+トゲキッスの並びに注目しました。珠ディアルガのダイドラグーン、ダイスチル、ダイアースは技範囲と火力に優れていて耐久も上げていけます。同じドラゴン・はがねタイプのジュラルドンがトゲキッスと相性が良いことを元にディアルガの相方にトゲキッスを据えました。
この並びで環境序盤はゴリ押せたものの、グラードン構築が台頭してからは強さを感じなくなりました。
ひとまず、他の主要な伝説ポケモンの構築を触ってシーズンが変わります。
- グラードンを選択
3月に入って、そろそろ予選のアナウンスがあってもおかしくないだろうと頭の片隅に置きつつ、自信を持てる構築を探ることにします。そこでパワーの高さを感じていたグラードン構築を仕上げようと決めました。ちなみにザシアンが最強なのは勿論ですが、ミラーせずにパワー・対応力共に高い構築が組めるならザシアン以外も是非使いたいと考えていました。
レンタルチームを探してを試しに使ってみると、
- カミツルギ選出が刺さる相手が少なく、威嚇も少々きつい
- イエッサンは外しても良さそう
- ブラッキーのダイマ枯らし性能や対黒バド性能が高い
- キョダイゴクエン(定数ダメージ)からのだんがいのつるぎで一掃する動きが強い
ことを感じました(あくまで私自身の使用感です)。とりあえずカミツルギの枠を威嚇の影響がなく、晴れダイアタック(ウェザボ)でザシアンに打点があるフシギバナに変えました。
丁度その頃、リバティノートにグラバナの構築記事が上がったので同じ面子で回してみると、基本選出のグラバナポリ2ガエンがかなり安定していると感じたので、使用感が良かったリザードンも加えての5体としました。
また、2つの構築を通してポリ2グラードンのスイッチトリルのプランにも強さを感じました。おいかぜ・ダイジェットを主なS操作としている構築が多く、強いトリル構築は白バドレックス以外にあまりいないことから、上手くトリックルームを通せれば強いはずと考えていたのも、ポリ2グラを使う後押しになりました。
速いポケモンがいないのと、重い黒バドレックスより速く動けて強いレジエレキを採用し、強そうな6体が揃いました。
- オーロンゲの採用とリザードンの型
しばらく回してみると、リザードンの脆さがやや気になりました。ソクノのみを持たせるとレジエレキの前でも安定しますが、対ボルトロスは初手ダイジェットから入ってくることが多くてソクノの発動機会が少なく、ランドロスなどのダイロックには弱いままでした。
レジエレキをチョッキボルトロスに変えてトリルを無くし、好感触だったブラッキーを入れてみるなど取り巻きを何度も弄りました。リザードン、フシギバナ、ボルトロス(まけんき)の基本的にダイマックスしたいポケモンが3体同居しているとバランスが悪く、ボルトロスをダイマックスさせるとリザバナが使えるキョダイ技の定数ダメージが無いのが物足りないと感じ、後戻りになります。
しばらく構築作りが難航し、流行り始めていた晴れザシアンを回しながら並行して他の構築も模索していました。
ふと思いつきで、晴れザシアンに入っているオーロンゲ@ひかりのねんどをなんとなく入れてみると、ガオガエンを回さずとも構築全体の耐久力が底上げされ、グラードンが剣の舞をしやすくなるなどの良い効果もありました。
壁ロンゲの採用によってキョダイリザードンが2倍弱点程度のダイマ技なら耐えることができるので、ソクノではなくヨロギのみを持たせました。また、リザードンがダイジェットの撃ち合いをしてもあまり有利な展開にならないと感じていたので、壁との相性も考えた結果、控えめ耐久振りリザードン@ヨロギのみという型の採用に至りました。耐久振りで素早さを抑えた型は少し前から考えていたので、採用に躊躇はなく、スイッチトリルにも噛み合った型でした。
これにて、予選で使用した構築が完成しましたが、他の構築も並行して考えてはいました。ザシアン、パルキア、一本勝負を意識した構築なども捨てがたいと思いながらも、既に予選まで1週間を切っていました。ザシアンを問わず晴れ構築がメタられているとわかっていたのですが、1発勝負の予選ではあるものの抜けれるのが100人と例年より多めなので、メタを問わず1番練度が高いグラードン構築を予選で使用しました。
- 補足
レジエレキの強さは勿論評価していますし、壁も覚えさせることができますが、粘土ロンゲの方が壁貼りの遂行力が高く、倒されづらい点を評価して採用しました。
ガエンとロンゲの同居ってどうなんだと当初は思いましたが、グラバナリザを通したりポリ2がスイッチトリルをするためのサポートの手段を柔軟に選べるので良かったと思います。
【個体詳細】
グラードン@しろいハーブ
H207(252)-A220(236)-B161(4)-C-D111(4)-S112(12)
A:11n
S:+1で最速100族抜き
だんがいのつるぎは当たれば強いとよく聞きます。勿論、手痛い外しはありましたが体感8割は当ててくれました。断崖連打するのは不安なので、1発の破壊力を高めるべく積極的に剣舞しました。
ザシアンと同様に、ダイマ無しで強い伝説枠として評価しています。
フシギバナ@バコウのみ
H175(156)-A-B103-C165(236)-D120-S115(116)
C:11n
ねむりごなはダイマックスが終わった後に使うと強く、3回ほど撃ちましたが全部外しました。かといってまもるが欲しかった試合も特になかったので、ダイウォールベースになるてだすけ、せいちょう、メロメロ(メス)などが良かったかもしれません。
リザードン@ヨロギのみ
ねっぷう/ぼうふう/ねっさのだいち/まもる
H175(172)-A-B113(116)-C165(164)-D106(4)-S127(52)
H:16n-1
C:11n
S:+1で最速エースバーン抜き抜き(190) ※いじっぱりザシアン意識
HB:ダイマ壁下でボルトロス(A167)のダイサンダー(130)を確定2発耐え
HD:ダイマ壁下でレジエレキ(C152)の10まんボルトを確定2発耐え
炎技はねっぷうとブラストバーンの選択になります。ブラストバーンベースの威力150は魅力ですが、範囲技のねっぷうは非ダイマ時でも撃ちやすく、それで勝てた試合もあるので問題ありませんでした。
H191(244)-A-B124(108)-C125-D148(156)-S80
H:16n-1
HB:ザシアン(A222)の+1インファイトが84.8~100.5%
調整は構築経緯でも触れたこちらの記事の調整をほんの少し弄りました。ランドロスへの打点になるれいとうビームと、グラードンの特殊耐久をサポートできるかいでんぱで安定でした。
ガオガエン@フィラのみ
H201(244)-A136(4)-B132(76)-C-D123(100)-S91(84)
H:3n(混乱実の回復効率)
B:11n
S:最速モロバレル抜き
HB:ザシアン(A222)の+1せいなるつるぎが84.5~100.4%・グラードン(A222)のWだんがいのつるぎ確定耐え
オーロンゲ@ひかりのねんど
H202(252)-A140-B103(140)-C-D121(116)-S80
ボックスにこちらの記事と同じ配分の個体がいたのでそのまま使いました。B113まで振って、壁下でランド(A197)の+2ダイアース/ジェット(130)確定耐えの配分も良いと思います。でんじはを搭載するとS操作の選択肢が増えてワンチャン麻痺を狙えますが、あまり有効に働いた試合はなく、トリル展開を考えてる時に相手の素早さを下げてしまうのを嫌った場面もあったので使う際は少々考える必要があります。
【選出と立ち回り】
先発
or+oror
後発
+or
リザとバナのどちらが通しやすいのか、ガエンとロンゲのどちらを出したほうが有利に立ち回れるかを考えます。たまに初手からグラードンと並べることや、ガエンロンゲという消極的な先発も1、2回しました。グラードンは使い始めてから選出しなかった事はありません。
リザの隣はロンゲを並べる事が多かったのですが、大会中にリザ+ポリ2の先発も強い事に気付きました。リザの耐久がバナと近いのでバナポリ2の擬似選出ができます。
基本的にリザorバナをキョダイマックスさせ、キョダイ技を必ず撃つこと、数的有利を狙うこと、数的不利にならないことを意識して戦います。たまに欲張って、相手の後発に定数ダメージがたくさん入るように、キョダイマックス最終ターンまでキョダイ技を出し渋ります。相手がこちらのダイマを腐らせてきそうなら、無理せず温存する立ち回りも必要でしょう。
【感想と反省】
- 構築の性質
致命的な急所が多くてとってもイライラしました。眼鏡レジエレキが初手の10まんボルトでキョダイリザードンを急所で壁貫通ワンパンされた事。17チャレの試合、有利な試合運びで終盤、猫トリルを決めたら勝ちの場面でA2段階下降ランドロスのダイナックルがHPを6割ほど残したポリゴン2の急所にあたり青ざめた事。まだまだあるのですが、冷静に考えて相手に悪気はないし(ある人もいるかもしれない)、被弾回数が多めな構築を使ったのも反省点だと思います。
- マッチング
マッチング運は悪くない印象でした。20戦を超えたあたりで下振れが加速してメモ取るのも投げ捨てたのですが、絶対勝てねええって相手とはそこまで当たりませんでした。 晴れザシアン、白バド、黒バドにほとんど勝てたのは良かったです。
- 時間切れ
45試合中、選出時間切れと技選択時間切れを1回ずつやらかしました。夢中になってると、どうしても時間を忘れてしまう人間です。
【あとがき】
閲覧ありがとうございました。正直、予選を終えて今回のルールに飽きてる自分がいるので、来月からの全国ダブルでいろんなポケモン使いつつ継続的にやっていこうと思ってます。機会があれば、過去ルール(USUM)も遊びたいです。ダブルバトルでもダイマックスなしのネット大会やってほしいな、なんて思ってます。
強い構築作って、また更新します。
(繰り上がって報われたい・・・)